「納得の政治」を支える基盤、それが「政治参加」(2019年1月13日)
今日も胸を張って、元気よく‼
福岡市議会議員の
田中しんすけです。
本日は、衆議院議員の稲富修二さんが主催する「中央区新春講演会」が赤坂の中央市民センターホールで開催され、私も参加してきました。
新春講演会は2部構成で、第一部は慶應義塾大学教授の井手栄策(いでえいさく)さんによる政治セミナー『みんなの税をみんなのために~貯蓄ゼロでも不安ゼロ~』、第二部は国民民主党に所属する地方議員の紹介ということで、県議会議員の原中誠志さんと一緒にご挨拶する機会がありました。
第一部の政治セミナーでは、「みんなのお金を、みんなのために(All for All)」への政策転換を主張する井手先生によるわが国の現状分析、および、問題を打開するための処方箋についてのお話がありました。
・日本はどんどん貧しくなっている(可処分所得の減少)
⇒大多数の人が「持ち家」と「子ども」を諦めることで、中間層に踏みとどまっている
・問題は、税負担の大小ではなく、集めた税金の使われ方
⇒困窮している人だけでなく、全ての人々にサービスを(所得制限の撤廃)
⇒「ベーシック・サービス(生きていくために必要な行政サービス)」の無償化
・税を「痛み」から「未来を支える暮らしの会費」へという発想の転換
上記が講演の趣旨(個人的な解釈ですがw)でありましたが、自身が考える政治の在り方と重なる部分も多く、非常に刺激的な時間でありました。
特に、現在は福岡市議会・福岡市民クラブの政調会長として、次期4年間に実現を目指す政策集『会派基本政策2019』を取りまとめ作業を行なっているところでもあります。今後、井手先生のアイデアも取り入れながら、政策内容をブラッシュアップしていきたいと思います。
第二部では、田中しんすけも実際にマイクを握ってご挨拶する機会を得ました。
限られた時間ではありましたが、自身の自己紹介と、大事にしている政治信条やこれまでの実績、今後手掛けたい事項についてお話をさせて頂きました。
キーワードとしては、
①政治はみんなのもの(=市民一人ひとりが利益の代表者)
②目指すべきは「納得の政治」
③そのためには、更なる政治参加の促進が必要
という3つが挙げられます。
井手先生のお話を踏まえて言えば、
・ベーシックサービスを充実させるためには税金(=増税)が必要
・増税は市民にとっては「痛み」かもしれないが、それを「みんな」に分配する方針とセットで提案・説得
・その意義と取り組みの中身について「納得」してもらうためには、多くの市民にその議論(=政治)に参加してもらわなければならない
ということになります。
今の政治の現状は、この「納得の政治」を担保する「多くの人の政治参加」がなかなか実現していない状況。
政治家として、生涯を通じて取り組んでいかなければならない課題であると、改めて認識した次第です。
田中慎介