議会通信(2019年秋号)

■自治会・町内会活動をもっと盛り上げるために!~田中しんすけ町内会長日記~

この夏、町内会長を拝命!~自治会活動の前線に立つ~

 本年7月、田中しんすけは町内会長を拝命しました。私もこれまで、体育振興会や平尾商工連合会などの立場で地域での活動には携わってきましたが、今回の町内会長就任を受けて改めて「自治会活動」に向き合うことになりました。

 そこで、就任直後に福岡市が発行する『自治会活動ハンドブック』を熟読。これは、自治会活動の入門書ともいえるものですが、このハンドブックに従い、現在は町内にお住いのみなさんに対して公民館だよりや回覧板を定期的に配布したり、民生委員さんと一緒に高齢者の見守り活動などを実施したりしています。


▲町内会長の必読書です!

 

みんなで住みよいまちづくり!暮らしを支える自治会・町内会

 「今よりもっと住みよいまちにしていきたい」「子どもたちが安全に遊び学べる環境をつくりたい」「自分の住むまちをきれいにしたい」など、住民が共通の願いを胸に、みんなで力を合わせて活動していく組織、それが自治会・町内会です。市内の自治会・町内会の数は約2,300団体(平成27年9月1日現在)で、1小学校区におおむね10~20団体が組織されています。1団体当たりの参加世帯数は平均で約270世帯と言われています。

 それぞれの団体は、地域住民が納めている町内会費を財源として、夏祭りや運動会、文化祭といった住民同士の交流を深める活動に取り組んだり、定期的な防犯パトロールや高齢者の見守りといった地域の課題解決に向けた活動を行なったりしています。また、街中で見かける防犯灯も、実は行政ではなく自治会・町内会が設置・維持管理をしています。


▲住みよい地域づくりのために様々な取り組みを実施しています!

 

自治会・町内会活動の活性化に向けて、住民の関心を高める取り組みが急務!

 福岡市が実施した「市政アンケート調査」によると、「地域をより住みやすくするために自治会・町内会が必要である」と考えている市民は、全体の90%に上っています。安全に安心して暮らせる地域をつくるため、また、いざという時のためにも、日頃から住民同士のつながりが大切だという人が多いということです。

 近年、住民の自治意識が希薄化し、地域の結束力も弱まっている状況があると言われています。しかし、「いざという時に支えあえる人がいる」「自分たちのまちは自分たちで守る」。そんな一つひとつの積み重ねが、住民の日々の暮らしの安心につながっていることは言うまでもありません。また、少子高齢化が進む中、一人暮らしの高齢者の増加や、核家族化の進展などにより、個人や家族だけで解決できない問題がますます増えています。

 このような時代だからこそ、自治会・町内会の役割はますます重要になっています。今回の町内会長就任を機に、住民にお住いの方々が少しでも自治会・町内会活動に関心を持っていただけるよう、地道に取り組んでまいります!

 

■平成30年度決算特別委員会報告

『会派基本政策2019』に基づき政策要望!

決算特別委員会が閉会

 10/2~10/21まで開催された平成30年度決算特別委員会においては、ここ1年間の福岡市の税金の使われ方や政策の効果についてチェックを行ないました。福岡市議会では毎年この時期に、およそ1か月間をかけて福岡市の全会計(一般会計・特別会計・企業会計)およそ2兆円を超える税金の使い方について詳細な審査を行なっています。

 また、決算審議の際には、わが会派が共通の政策目標として掲げている『会派基本政策2019(84項目144施策)』に基づく政策提案も実施しています。私たち福岡市民クラブは、みなさんにお約束した政策項目の実現に向けて、議会の中でも会派一丸となって取り組んでいます。


▲決算特別委員会(総会質疑)の様子

 

みなさんの声を次年度の「予算要望」に反映させます!

 この決算特別委員会での取り組みを受けて、11/6には福岡市民クラブが主催する「議会活動報告会」を中央区内で開催しました。今回で第8回目となる報告会には多くの方々にご参加いただきましたが、その中では①昨年度の議会としての取り組み、②今年度の福岡市予算、③『会派基本政策2019』の内容とその進捗についてお話をさせていただきました。

 また、その後の質疑応答においては、例年以上に多くの意見や要望が寄せられました。当日寄せられたご意見・ご要望については、福岡市民クラブが毎年末に実施している市長への「予算要望」の中身に反映させていただきます!


▲議会活動報告会の様子

 

■市民にとって「見える」「分かる」身近な市議会を目指して!

新議長に『議会改革に関する要望書』を提出

 2019年7月5日、福岡市民クラブを代表して6分野8項目からなる『議会改革に関する申し入れ』を新議長に提出しました。私たち福岡市民クラブは、「議員の取り組みが見える、市民にとって分かりやすい議会」を実現することを重要な約束事としており、その内容については本年4月に行われた福岡市議選において皆様に広くお示ししたところでもあります。

 具体的には、議会活動の状況を定期的に伝えるために「出張議会」や「議会報告会」を開催することや、議場に資料投影システムを設置して、市民にとって「分かりやすい」議会に改善すること等を求めています。また、これらの要望項目については、市議会内に特別委員会を設置して議論することを強く求めました。


▲提出した申し入れの文書

【参考:わが会派の議会改革に関する要望事項】

〇議会基本条例の制定
・特別委員会等を通じて議論を深めるとともに、福岡市議会の決意を示す「議会基本条例」を制定すること。

〇議会の機能・体制強化
・議会での審議時間を大幅に増やす「通年議会」を採用し、リアルタイムで政策立案・審議を行なえる環境を整備すること。
・議会事務局の政策担当部局の人員拡充も含め、議会の政策立案機能を強化すること。

〇議会の「見える化」
・議会ホームページのスマートフォン対応を機に、常任委員会の中継や議案資料の事前掲載など、公開情報を拡充すること。
・議会活動の状況を定期的に伝えるために「出張議会」や「議会報告会」を開催すること。

〇議会の「分かる」化
・タブレット端末等の導入により議会関連資料のペーパーレス化を進めるとともに、議場に資料投影システムを設置して、市民にとって「分かりやすい」議会に改善すること。

〇政治教育の推進
・市議会の仕組みや役割を知ってもらう「社会科特別授業」について、実施回数の大幅増や対象の拡大など、弛まぬ研究と努力を続けること。
・議員が市議会の仕組みや役割を直接伝える「市議会出前講座(仮称)」を検討すること。

〇区政に対するチェック体制の強化
・各行政区の予算・決算の審議、および区の特性を活かしたまちづくりを推進するため、議会内への「行政区委員会(仮称)」の設置を検討すること。

 

中央消防団・警固分団
秋の防火訪問を鋭意実施中です!

 これからの時期、空気は乾燥しやすくなり、ちょっとした油断で火事が発生しやすくなってきます。このようなことから、福岡市では11/9~11/15までを「秋の火災予防運動週間」と位置付けて、特に家庭の火災予防に関する啓発活動を強化しています。

 私が所属する福岡市中央消防団・警固分団においても、この時期に合わせて管内のお宅を訪問しながら、火災に対する備えが十分であるかという点を中心に点検を実施。火災予防に関する様々な情報提供を行なっています。皆様のご自宅についても、①消火器は常備しているか、②住宅用火災警報器は設置されているか、③自宅の外に燃えやすいものを放置していないか等のチェックをよろしくお願いいたします!


▲私も防火訪問に参加しています!